일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

次兄の逸話

ああいう風では駄目だというわけである。そんな噂は僅か四里しか距てていない吉田の井上家へも届く。吉田には母もいることゆえ、こういう噂はうれしいことではなかったらしい。井上の母は大正八年まで生きていた。

兄は寛大な性質で、兄嫁を叱ることはあっても、ごく淡い叱り方であったが、兄嫁の方で嫁というもののあるべき態度を少しも知らなかったらしい。こういうのが、おたか婆さんの眼にあまったのであろう。

次兄は姫路から岡山に移り、しばらく養家に近い地方で暮していたが、結局東京に帰って開業することになってしまった。

次兄の逸話

次兄は若いころから養家の仕送りを十分に受け、一生ほとんど難局にぶつかることもなかったわけで、ごく大雑把な、いわゆる昔の言葉にある国士の風格があった。家のことは考えないで、世の中の全体のことばかりを考えている。心理学的にいうと、それがまた自分の家の苦労を忘れる一つの手段でもあった。私らのように苦労をしていないので、難局に対して善処するとか、親友に相談して切りぬけるとかいうようなところが、どうも乏しかった。

兄は交際もひろく、いろいろの逸話があった。