후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
故郷の歌人
播州は文化の振った地域であり、私が子供心に憶えていた辻川の歌人らの作品も、相当な水準にあることを、私は後になって認めるようになったのである。
故郷の歌人
私が記憶している土地の歌人に田崎五百頴という人があり、その人の子息に、私より一つ歳下の千座という友人があった。その姉に二、三人の綺麗な娘がいたことも思い出される。この五百頴翁の歌も形の整ったものであったし、もと妙徳山の坊主で後では還俗した田郷という人も、記憶される故郷の歌人の一人である。
私は幼時から『近世名家歌集』や『和歌初学』などを読んでいたので、歌もその作者もじつによく記憶していたものである。
下総から東京に出て、次兄が医院を開業していた下谷の御徒町に、身を寄せていたころの話であるが、私は暇にあかせてよく古道具屋を歩き回っては、短冊を買いあさったものである。あのころは時代が激しく移り変った時であるから、家の変遷も激しく、従って古道具屋の開店が多く、その店先には必ずといっていいほどに短冊が箱に入って出されていたものであった。
私は短冊の筆者の価値を知っているので、一枚二銭で入手しては、それを次兄のところへもってゆく。