후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
お茶の舟
赤松のお爺さんは産科のお医者だったので、私の姪などもみな取り上げて貰った。そのお爺さんの子供は女ばかりだったが、私と親しかった。異郷において、お互に播州の匂いを僅かながらも嗅ぐことが出来たわけであった。
『利根川図志』は、赤松の一代目が一生かかって計画したが、早く死んだため、その息子に当る二代目宗旦が本にして出したものであって、驚くべきことが書いてある。汽船のない時分に、三国峠か碓氷峠かを掘り抜いて日本海と太平洋とを繋ごうと企て、土地の高低を考えずに議論をしており、それを幕府にも、当路者にも進言しているのである。ちょうど印旛沼の開発計画が二度目に企てられ(一度目は田沼意次の計画)、この沼を掘り割って利根川と鬼怒川と海とをつなごうという話のあるころであった。悪く言えば山師的な計画とも見られ、どうも佐藤信淵あたりの影響がかなりあったのではないかと思う。ともかく、下総の赤松、松岡両家は大変親しくなったわけで、それが私の『利根川図志』の覆刻に協力した動機というべきものであった。
お茶の舟
近ごろ『利根川』という本を出した飯島博というお医者があるが、ずっとこの川の上流の、埼玉と茨城との県境の、埼玉県側にある宝珠花というところの人ではなかったろうか。