후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
センゾクという所
二万分の一の地図を拡げて、柳田家の出身地である栃木県宇都宮からほんの一里半ばかり離れた川っぷちに、柳田という村があるので、ああこれだと思って出掛けて行った。土地では「昔の御領主様」などと、嬉しがらせてくれた。ところが、役場へ行って見ると、係の人がニヤリと笑って、「それでいらしたのですか、御気の毒に。此処はもと柳原新田といったんですが、明治の初年に、気がきかないから縮めて柳田としただけで、柳田家とはちっとも関係はないんですよ」という説明で、すっかり参ってしまった。
近ごろはこの類の地名の変更が少なくない。そのため、三十年前、五十年前はどうであったかということから調べて行かないといけない。播州なんかに帰っても、昔の地名を残した村という公共団体はもうほとんどなくなった。
センゾクという所
日本の地名を調べてゆくと、説明のつかないものが多いのに驚く。その中でもことによると判って来るのではないかと思うのが、各地にある洗足、あるいは千束とも書いている地名である。私もずいぶん長くかかって調べているが、本当はまだはっきり判るまでにはなっていない。
播州でも、辻川の少し北にあたる山崎というあたり、市川の流れに山裾の崖がせまるところが、洗足とよばれていた。