후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
『利根川図志』のこと
老人処理法として極上のものである。それが花火でも見に行こうかという計画をする策源地になっていた。その状景は郷里の播州あたりでは見られない。下総あたりに残っている荒い生活の姿であった。長塚節の『土』みたいな生活からにじみ出たものである。
私の一家も、そんな生活を一通りは経たにしても、そう深くは入らなかった。あまり遠くに出たこともなく、筑波山なんかも東京へ出て高等学校の学生になってから、はじめて登ってみたようなわけであった。
『利根川図志』のこと
昭和十三年に、私は岩波書店から頼まれて『利根川図志』を校訂して覆刻したが、今ではもう絶版になっている。この本と私との関係については曾て雑文を書いたことがある。思えば深い因縁があるわけで、私が初めて下総の布川へ行った明治二十年の初秋から二十一年にかけて、この本を古い版本で見た時は、この著作が出来上った安政五年からちょうど三十年目であった。それから私が、それを再版したのは、また五十年あまり経った後というわけである。
著者は赤松宗旦という医者である。その家は代々、赤松宗旦といって、この本を書いた人は二代目である。私はその人の養子に当る三代目の宗旦に大変世話になっている。