일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

父の熊川舎塾監時代

油蔵名のみになりていままさに消えなむとする法のともしび

という、東大寺の油蔵にちなんで世を諷する歌であった。

この学者の歌で、いまなお私が記憶するものに、

ぬさ給ふ二荒の山のほととぎす初音や神のかしこまりなる

というのがある。

皇室が徳川幕府の存在を承認される方式が、二荒、東照宮に対し、ヌサを給うという行事であるが、この一首はいかにもスジの通った学者らしく、君臣の分を歌の中に明らかにしたものであると、私は感服している。

父の熊川舎塾監時代

父が姫路の元塩町にあった熊川舎に迎えられて塾監になっていたころが、母としても最も盛んなときであった。町の旧家の人達が、藩の許しを得て金を出し合って作った学校で、町家の子弟に漢学の手ほどきを教えたのである。

母の話によると、そこは山陽道の中央街道の上に当っていたので、大勢の人が紹介状などを持ってきたそうである。塾監としては父が最後の人であった。維新の改革でつぶれてしまったが、その後どうなったであろうか。あの歴史が判ると面白いが、もう知っている人はなかろう。いちばん大きな保護者は国府寺という資産家で、辻川の三木拙二翁の母君の出た家であった。