후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
鴎外に知らる
そのころすでに小説の種になるようなことをしていたのに、われわれは知らずにいたわけであった。
こんなことがあった。ある男が、小山内に喧嘩をしかけたことがある。私は大変怒って、「これは僕らの作っている会なのだから、この会に来て、そんなことをされては困る。やりたければ別の所でやってくれ。そうすれば僕らも干渉はしないから」といったことを覚えている。そのころからだんだんと形が変って、古い人が少なくなって、小山内あたりが中心になってきた。あのころの龍土会のことを知っているのは、いまでは正宗白鳥さんぐらいであろうか。
鴎外に知らる
医者で、文学に親しむというところから、井上の兄は森鴎外さんとつき合って『しがらみ草紙』『めざまし草』以来いろいろと協力していた。私が十代の子供のころ、秋元安民伝を『めざまし草』に寄稿したのも、兄との関係からであった。従兄弟の中川恭次郎なども、多少ドイツ語ができるくらいであるから、森さんのものを愛読していた。兄のところの書生たちも森さんのものを崇拝して読んでいた。近所には芋繁などという風変りな文学好きがいたし、井上医院の玄関の空気はじつに面白いものであった。