일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

沖縄に渡る

そして奄美大島に上陸し、ほんの一日二日いて琉球へ渡った。正月の七日か八日ぐらいだったと思うが、早速伊波普猷君を訪ねた。同君はほとんどつきっ切りで話をきかせてくれた。伊波君も奄美群島を歩いたあとだったので、奄美の話もした。伊波君は奄美は三百年前に琉球から薩摩にとられてしまったから、もうあそこには沖縄の事物は何にも残っていないと思って歩いたものらしい。しかしあの群島には、今も沖縄の言葉が古い形で残っていることを知って、伊波君も考えが変り、もう一ぺん奄美の研究をしようかという気持になっているところへ、私が行ったわけである。

伊波君が図書館長として、たくさんの文献を集めた功績は大きい。

しかしあの文献は、今度の戦争でどうなったであろうか。戦争中の図書館長には、伊波君ほど文献に執着をもつ人がいなかったらしいし、終戦後は駐留軍が、沖縄の家は衛生上良くないといって焼いたり、島の人の中にも、勝手に貴重な文献をとって反古に使った者があるとか聞いている。惜しいことをしたものである。

この沖縄の旅の折、島にはお爺さんなどで、字を書くより他にすることのないという人が大勢いたので、私はその人たちに頼んで、貴重な文書をたくさん筆写して貰って持ち帰った。