후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
『民間伝承』のこと
『民間伝承』のこと
私が直接干渉はしなかったが、同好の士の間にはいろいろの雑誌がつぎつぎと計画されて、出版されたが、中には横道にそれてしまったものも多かった。
昭和十年、私の六十一の還暦の折に、明治神宮外苑の日本青年館で民俗学の講習会を催し、その際、私のために祝宴会を開いてくれた。そうされてみるとこちらも黙っているというわけには行かないので、この成城の私宅で園遊会をしようという話を持ち出して、在京者よりも、地方の因縁のあった人たちを主にして約六十人ばかりを招いた。会の途中で、先生は来ないで下さいといって、日本間の方で何かこそこそ話をしていたが、そのうち代表者がやってきて、「いよいよ会を作って雑誌も出すことにします」という話になった。それが「民間伝承の会」のおこりで、発足は昭和十年の八月の初めであった。
民間伝承の会は、初め六年程の間はタブロイド判十六頁ばかりの機関誌を出していた。東京の委員が十人近く、大挙して活版所へ校正に行く。すると活版所は昔からの仕来りで、来た人には茶菓を出したり、時分どきには御飯をとったりする。たった十六頁の校正に十人近くも行って、応接間はすっかり占領するし、接待はしなければならぬので、とうとう活版所で閉口して、私のところに謝りに来るようなこともあった。