일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

それは特赦に関する事務を扱うことであった。

大赦の方は、一律に何々の罪の者は赦すというお触れが一つ出ればそれでいいのだから、ことは簡単であるが、これに反して特赦の方は、個々の犯罪内容をよく調べて、再犯のおそれがないとか、情状酌量をするとか、一つ一つ定まった標準に照らしてみなければならない。だから関係資料を年百年中読んでいなければならないし、時によると、新規に出来た政府の方針で、少し特赦にしてみようなどという気持に副って、ことを処理しなければならぬことがある。それでいつも新参の参事官に押しつける習慣になっていた。ところが私だけはそれを面白がって、いつまでもその仕事をやっていて、他人にまわそうとしなかった。

文字を早く読むことに馴れていたので、私としてはそんなにこの仕事を重荷に思わなかったせいもあるが、それよりも、内容そのものに興味をもったのである。事件の内容そのものに心をひかれて、もとの予審調書からみていった。一つの事件が、六寸とか八寸とか、たまには一尺近い厚さにとじてあったものもある。それをみてゆくのであるから、興味のない者には嫌な仕事であったが、私は好きなために熱心に眼を通した。