후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
巌本君は神崎郡の粟賀とか福本とかに大変縁故のある人であった。明治女学校は、巌本君が世話になった木村熊二牧師夫妻の後援があったらしく、木村牧師は旧幕臣で米国留学生であったが、本来は、但馬の出石藩の桜井熊一(後に内務省地理頭になった桜井勉の旧名)の実弟で、木村夫人鐙子は、田口卯吉の姉であったと聞いている。そんな関係から木村牧師が巌本君を助けたのであろう。木村牧師は芝白金教会を建てたり、後には信州に行って小諸義塾を設立して、島崎藤村、三宅克巳、丸山晩霞などを教員に迎えたりした人で、藤村は明治学院時代に木村家の書生をしていたこともあったようである。
明治女学校は寄宿舎もなかなかよく出来ていて、播州人で入学した者が大変多かった。早く亡くなった私の兄嫁(井上の兄の最初の妻)井上マサなどもその一人であった。後に巌本の夫人になった若松賤子さんよりも、もう一期前の卒業生である。『女学雑誌』という赤い表紙の雑誌を出していた。『文学界』の姉妹雑誌のようなもので、非常によく売れたときいている。
庚申塚の上の小高い所にかなり立派な校舎があったが、追々と外部資本が入ってきて、後には巌本君の地位も少し危くなったが、それまでは教員にも播州人が多くて、われわれに非常に縁の深い学校であった。