일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

黒木で山茶の話をきいて、気がついたが、昔から背振山に茶を植えたとか、高山寺の僧明恵が栂ノ尾へ植えたとかいう話は、じつは自然に野生していたところへ、単に茶の飲み方だけの輸入をしたに違いないことが分った。そんな気持で茶を見たところ、山茶の生える区域は大変広いのである。そしていま有名になっているお茶所というものは、みな山茶の生えるところなのである。

天然に生えた茶は、干して、湯をさすと赤い色は出るが、一ぺん入れたらもうそれきり、後は茶カスになる。それに、味にコクがないのである。それを若い芽をつんで製ると、玉露まで出来るというのは、製り方というものが非常に大切だということになって来る。つまり茶を輸入したのではなく、特別な良いお茶を製る方法を明恵のころから始めたというのではないかと思う。

王朝時代すでにお茶をのむ習慣があったという説や、あるいは鎌倉時代に、仏教の寺の規則にお茶をのむ儀式のことがあるなどともいうが、その辺のことはよく判らない。

日本でお茶のある区域は、ずっと北の方にはないが、群馬県まではたしかにある。越後などには山には少ないが、ごく粗末な番茶は岩船のあたりにもある。