후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
といわれてびっくりしてしまった。じつは嘘で、衆議院の官舎だけが焼けたのであるが、何しろお互にまだ四十そこそこだったので、私があまり真面目に聞きすぎて、冗談をいわれたわけである。
急いで東京へ帰って来るまでのうちに、もう大分批判があって、そうでなくとも役所にはおられないと思っていたところだったから、大正八年までいるのに非常に骨が折れた。その年の下半期になると、親類の者までがもう辞めなければ見っともないなどといってきた。しかし長い役人生活だったから、いろいろ後始末をしておきたく思ったりして、その年の末まで役人をしていた。再び役人になる気持はなかったが、将来は何でもいい、旅行生活が自由に出来る職業がよかろうと思った。それには新聞しかないというわけであった。
そんなことを考えていた翌九年春、朝日新聞の安藤正純氏が、朝日に入らないかといってきてくれた。
その七月朝日新聞へ客員の名義で入った。入社の条件として、最初の三年間は、内地と外地とを旅行させて貰いたいという虫のいい希望を並べたが、幸いにも全部、村山老社長の快諾するところとなった。
その三年間の前半は国内を、後半は西洋、蘭印、濠州から太平洋方面をまわりたいと思っていた。