일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

特殊の身体つきをしており、後から見ても、横から見ても、身の構えで槍の使い手ということがよく判った。腹へうんと力を入れて腰をちょっと落している。そのために少しばかり背が低くなるが、その姿勢は槍を使う目的から起って、士族の多くに行き亘っていた。こんな姿勢がみなから笑われるようになったのは、憲法発布よりずっと後の、明治も二十九年か三十年ごろからのことで、それまでは誰も笑わなかった。

今の東京駅が出来て間もないころ、私は東京駅の降車口から出て来る若い人のズボンの折目の綺麗なのと、脚の真直ぐなのを見て、「ああ世の中が変ったなあ」と、本当に心から考えたことがある。あのころでも田舎へ行けば、まだみな腹へ力を入れて、尻の方がいくらか飛び出して歩いている人が多かった。都会の学生はもういわば吹けば飛ぶような恰好をするようになったが、それがつまり一種の文化というわけであった。お腹に力を入れるということは悪くはないのに、それでは瀟洒たる青年に見えず、従って新時代の結婚には適しなくなるわけである。

ところがこの槍使いの姿勢にしても、槍の芸が始まってからのことだから、大昔からあった気づかいはない。