후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
今もある現物に基いて、その鋳工の歴史を調べて行こうというのだから、新しいことから初めて古い歴史に溯ったもので、あの時分としては可なりよく調べてあった。著者は無論あれから大いに進んだであろうが、それはそれとして有益な内容をもっていた。
第五冊目は金田一君より少し古い文学士の斎藤励君の『王朝時代の陰陽道』であった。著者は明治の英語学者斎藤祥三郎の長男で、その弟が、後に駐米大使として客死した斎藤博である。類のない篤学者で、貴重な研究をしていたのに、勉強がすぎて惜しいことに早死してしまった。
第六冊目は『植物妖異考』の下巻であった。それから、巻末の予告が大したもので、偉い連中が名を連ねていた。地方からの注文や月定めの購読者も出てきたが、その中に、私がそれからの長い年月、いっしょに仕事をした諸君が大分入っていた。つまり「甲寅叢書」というものよりも、一つのグループが作られるようになっていたのである。
購読者の中には、まだ学生時代の芥川竜之介もいた。後に世間で芥川の名を見るようになった時、「どこかで会ったことのある名前だが」と思ったりしたが、実は「甲寅叢書」の熱心な読者の一人であった。