후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
明治四十四年の五月、私は牧口君を誘って、甲州の谷村から道志谷をぬけ、月夜野を経て相模に出たことがある。そのころ電報が三日もかかるという山村をみながら、農村調査の方法を研究し、指導する目的であった。非常に気持のよい旅で、今も道志川の風景が鮮かに思い出されるほど、印象深いものがあった。
この牧口君は創価学会の創始者であり、最近後継者の戸田城聖君も亡くなったので、世間の関心もあるかと思う。
牧口君は越後の人で、早く北海道へ移住し、そこの師範学校を出た。戸田君はそのころからのお弟子だったらしい。
私は前からなかなか関係が深かったから、『価値論』という本に序文を書いているが、創価学会そのものは私にはよく分らない。若い者を引立てることが好きで、師範学校で教えたお弟子たちを大変可愛がったりするのが、一つの特徴であった。北海道出身の社会学者田辺寿利という人も、お弟子の一人だったと思う。牧口君はどういうわけか文部省に入って、私のところへ来たのは、文部省の嘱託をしていたころであった。
郷土会はやがて『郷土研究』を出す母胎となり、今日の民俗学会の基礎となって来たが、そのころはまだ民俗学という言葉は一般化されなかった。