후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
していたころのことに集中する。辻川文化史の主要点は郡役所の移ってきたこと、それに先立っての昌文小学校の新築とか、恵比須さんの社が国道の傍に見事に建設されて、しかもその前に石灰の俵を高く積んだために、雨の夜に火事が起ってたちまちに丸焼けになったことなど、覚えていることは色々あるつもりだったが、それまで話題にしていると、初めての会見が夜になっても困ると思って、是は最初から私も断念していた。
それよりも私が何とかして聴いて置こうと思ったのは、ちょうどこの福渡家の屋敷の地面続きに、後の竹藪の端へかけて、村にはちょっと珍しい芝居の常小屋が建設せられ、そこには少なくとも二年ばかりの間、折々の旅役者の興行があったこと、これもこの家の初代新次郎翁の企業熱もしくは新興趣味の一つの現れではなかったか。何かの話のついでに、こういう風変りなお祖父さんの逸話を、福渡氏に聴かせてくれた人はないかどうか。私だけは自身かすかながら、目と耳との記憶もあり、また数カ月の仮住の間にも、何度かそのころを思い出したことがあるのだが、竜さんたちはもうそういう噂話とも縁が切れて、新たに本で読むような気持しかもてぬかも知れない。