후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
大正文化と女の力
その上、母は晩年には夜癪を起したりして、少しずつ弱っていった。東京に出てからも、昔私の腰巾着時代に、あれほど多くのいきり立っている女を、ほろりとさせる技術をもっていた人が、もうそれを使えなくなって、如何にも気の毒だと思うようになった。それが今でも私の母に対する同情になって残っている。
母は大学とか中庸とかいう四書でも、みなの読む三部経の類でも、眼では覚えずに何べんも聞いて耳から覚え、頭で覚えていた。そしてこちらの部屋で私が素読しているのを聞いて、間違いを直してくれるのが常であった。私としてはこんな機会にしか、母の長所を伝えることができないので、いろいろと話したわけである。
大正文化と女の力
あらわな形の夫婦喧嘩のなくなったこと、それは婚姻制度の変化から来ていると見ていいと思うが、それこそ明治の歴史に書かずにおれないような気がしている。
もとは相当な旧家で、由緒ある家ならば、親類までが寄り合って長い間かかって嫁を見つけた。また娘のたくさんある家では、そのうちで主婦になれる女を養成したものだ。尼将軍になった平政子なども、そんなにして育て上げられたのである。