일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

田山がちっとも、何とも反抗しないで黙っているのに……」などと書いたものだから、私が非常な悪者のようになった。しかし元の起りはそうではない。

殊に『重右衛門の最後』を書いた時など、私はわざわざ訪ねて行って、「これは一番同情ある作品だった」といってほめた。今も私はあの作品には感心している。あの副主人公は北信の人で、田山の家へ来ていたものだから、私もよく知っていた。その次に『蒲団』が出た時は、私はあんな不愉快な汚らしいものといって、あの時から田山君にけちをつけ出した。重要な所は想像で書いているから、むしろ自然主義ではないことになる。

文学が現実の問題を取扱わねばならぬといったのは二葉亭で、彼が出てはじめて、我々としても、小説というものはこんな生活まで取扱うべきもので、ただ佳人と才子との結合だけを取扱ってはだめだということが判った。しかし私としてはどうも二葉亭には馴染めなかった。

その後に、いわゆる私小説のような、何にも何処にも書き伝うべきものがなくても、毎日々々ぼんやりして考えていることを書きさえすれば、小説になるというような傾向を生じたが、あれはどうも蒲団なんかがその手本になり、こんなことまでも小説になるという先例になったと私はみている。