일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

私も最少額を兄からもらっていた。多分最初は月八円で、その中、学内の寄宿舎費が三円三十銭、すなわち食費が一日十銭、寄宿費が月三十銭で計三円三十銭になる。そのうち少し値上げになったと思うが、とにかく入学当時は八円で余裕があった。今日たくさん手許に残っているレクラム版の本とか、カッセルのナショナル文庫とか、あのころの文学書は、新本でも一冊十銭、古本なら三銭くらいだった。シェイクスピアの『マクベス』でも、『マーチャント・オブ・ヴェニス』でも多分三銭で買った。ウィルソンの綺麗な本なども、レクラム版によったのだろうが、表紙はずっと美しかった。われわれの、名を伝え聞いていた西洋の名著は何でも簡単に見つかり、古本屋の店先で、いちばん愛嬌のある所に並んでいたので、安いから、煎餅をちょっと買うような心持で買うことができた。

そんなわけで、食費と舎費とで月三円三十銭、月謝が一円二十銭で計四円五十銭、あとの三円五十銭もの使い途がない。それは楽な暮しで、ちっとも苦労はなかった。学資のいる学校など私としては諦めていたのに、兄たちのお蔭で入れたのだから、その喜びも手伝って、私は非常に勉強した。