후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
父の死と自作のノリト
辻川へ帰ったのは、両親の生きているうちに一ぺんだけで、そのときは早速両親に復命したが、二度目にはもう両親はいなかった。それ以後は、帰郷しても、直ぐ布佐の兄の所へ報告に行くことはしなくなってしまった。
青年はわずかの境遇の変化で、気持がぐらぐら変るものらしい。私も両親の急逝にあって、学問でも何でも自由な道を選んだのであったが、今から思うと、仕方のないことだったのかもしれない。
父の死と自作のノリト
私の父は中年から神主となったので、既存の神道に対し何となくもの足りなく思っていたらしい。祖母は地蔵信仰に熱中した人だし、母にはまだ本当に神道というものが解っていなかったのに、父の方ではよくよく思いつめたものとみえ、祖母の死後すぐに思いきって家の仏壇を片づけ、仏具類をみな市川へ流してしまった。私の生れた時には、すでに仏教を離れて神葬祭になっていた。子供のころ神棚も神に供える机類や器具もまだ真白だったことを憶えている。父は先祖を祀る時も、自分の息子が死んだ時も、自分一人で拝んで、自分の感覚に相応するノリトを作っていた。葬式を神式でするというので、神葬祭といったものらしく、神道とはいわなかったように思う。