후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
布川時代
布川のこと
布川時代
布川のこと
私は十三歳で茨城県布川の長兄の許に身を寄せた。兄は忙しい人であり、親たちはまだ播州の田舎にいるという淋しい生活であったため、私はしきりに近所の人々とつき合って、土地の観察をしたのであった。布川は古い町で、いまは利根川の改修工事でなくなろうとしている。
最初驚いたのは子供らがお互の名を呼び捨てにすることであった。トラ、クマといったような呼び方は、播州の方では従兄弟か伯叔父甥、あるいは兄弟でなければしなかったのであるから、私にすれば、彼らがみな親戚の間柄だと思ってしまったのである。ところがそうではなく、ただ一緒に育ったというだけである。それも子供同士であれば符号みたいなものでいいわけだが、大人たちもやはり、他家の子を呼び捨てにする。例えば私の隣家は元地主の大きな商家だったが、そこの市五郎というめっかちの下男が、主人の子供を「ジュン」などと呼び捨てにしているから驚いてしまった。
私の故郷辻川では呼び方に「ヤン」と「ハン」の二つがあり、「ハン」の方が少し尊敬の意がこもっている。私たち兄弟はあの時代にちょっと珍しい名で呼びづらく、「作」