후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
この木地屋は、初めから轆轤だけで仕事しなければならぬ近江の君ヶ畑などではなく、同じ惟喬親王の子孫とは称するが、別の木地屋の残党で、杓子を拵えるのを主な職業としている者たちだった。杓子を作る木地屋のことは『本朝国語』などにも確かに出ている。伊勢から南に出て行くにしたがって、轆轤をよけいに利用するようになるが、最初はやはり刃物で削っていた。それが杓子ではあまり値打がないというところで、お椀となった。あの合子という白木の器を造り始めるようになったのは、それから後のことで、時代ははっきりしないが、足利時代かと思う。
食器も朝廷だけは、何か特殊の技能者があって京都で作っていたが、普通の者は、掌の上で食べたり、木の葉に盛って食べたりしていた時代があった。合子が一般に使われるようになったのは、木地屋の力なのである。だから木地屋の存在は馬鹿にならないが、そのくらいの需要しかなかったらしい。合子という言葉は、よく坊さんたちが白木の合子というから、禅の言葉ではなかったろうか。足利時代には無論あったにちがいない。塗物でなく白地のままだったから、一度使うと汚くなって、厭なものであったろう。