후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
これは地図だけで経済政策をやろうとする人々のいいみせしめであると思うのだが、私は幼いころ、よく古老からその時代の話を聞かされたものであった。後日のことを考えずに決められた無謀なる計画である。私が幼かった当時、村には二軒の問屋と呼ばれる家があったが、その一つの方は、ひき舟時代の名残りであったと思われる。
私の父は辻川の辻という略字を使用することを嫌って、逵という字を使用したものであった。辻は日本で作られた字であるから、漢学者にはお粗末で気に入らなかったのであろう。
辻川の道は、文字通り交差しておった。北条の方から村に入って貫通する東西の道に、南方の長目や吉田の方から伸びて北上する道が交わっていた。私の旧屋はその角の所にあった。いま市川沿いに北上する道の一部は自動車が使われ始めてから出来た新道であり、北条から辻川へ入る手前から福崎の方へ通じる道はごく最近作られたもので、それ以前堰溝という灌漑用水の掘鑿に伴って作られた、南北に溝と平行する道もあったという風に、辻川の道は幾度かの変遷を重ねているのである。辻川には何の益もない風情を添えるだけのこの堰溝は、姫路藩の強圧政策の一つであった。