일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

それから十年後に、長兄がはじめて東京に出る時にも、この頼母子のお蔭で楽に出られたようであった。

頼母子のことを東京方面では無尽というが、これは単にいつまでもある、すなわち永久の意味で、助け合うとか恩恵とかいう意味はない。ずっと西の方に行くと「モヤイ」というが、それも単に共同労働の意味しかない。頼母子という言葉は非常にふるく、足利時代はもちろん、鎌倉時代でも探せばあるだろう。つまり親類中の助け合いの力では足りない場合に、親類以外の友人というものが、知人の難儀を見るに忍びないで、才覚をしてまわしてやるのである。

入用な人を助けるために、例えば十二人の人が十三回金を集め、一回分はまずその人にただで回してやって、利子などは取らない。お互に信頼して融通し合うわけである。無尽の方には後に取りのき無尽といって、くじ引きが当ると金を取って、その後はもう掛け金をしないという賭博のような弊害のあるものが出て来た。私は昔風の頼母子講を非常に面白いと思って、大学のころ研究してみるつもりでいたことがある。頼母子というのは要するに、一人の力ではとても助けられないのを、例えば十人共同して一軒の家を助ける、つまり共同して助け合うという仕組である。