후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
父は自分の育てた弟子のうち、二人をよく自慢にしていた。一人はその国府寺家の新作という人で、後に外交官になった人である。外交官に似合わぬ非社交的な人であった。男の子がなく、女の子が一人あって、奥山君という越後か山形の出身の外交官に嫁いでいた。フランスの大使館参事官まで行ったかと思う。辻川へも時々行ったことがあるらしく、フランスでいっしょになった時も「三木の叔母が、貴方の話をよくしておりますよ」などといっていた。国府寺家は大変な旧家で、姫路の初期からの旧家ともいうべき家であった。苗字帯刀御免で、大きな役をしていたが、この家が発起人となって、何人かの有力な同志を誘って早くから町学校を建てていたわけである。
もう一人、父の自慢にしていたお弟子は佐治実然氏であった。日本の仏教を改良しようとした人である。
父の俸給は米八石であったか八俵であったか、何でも八の字のつく額を受取りに行くのに、米八俵と書くのに、米の字を上にはねて書いてゆくと、それは違う、やはり御家流に米の字はこう下に曲げて書かなければいけないといって突き返されたそうである。ずいぶん窮屈だったねえと、父が笑い話にそういっていたことがある。