후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
の字形をして落ちていたのを、あったといってもって戻って来た。
こんな無邪気な少年が、一人前の若者となるには、どうしても二、三年の中間期があった。それを播州などではヒノデ(日の出)と呼んでいた。ヒノデはまことによい言葉だが、たいていの児童は、この期間に少しずつ母が教え得なかった人生を学んで行くのである。あるいは小若い衆という地方もあり、また青二サイなどともいわれるが、二サイはじつはニイセ、新しいセ、すなわち娶り得る者の意味である。
私たち兄弟三人はこういう空気の中に生れながら、ついに正式の成人教育を受けずにしまった。もとは僧侶とか特殊な芸人とかの、わずかな数に限られていたのが、新しい教育の進むにつれて、年ましにその勢力が増大して、よくも考えずに古い習わしを崩壊させたのは、一種の無血革命ともいうべきものだった。そうしてこの目に見えぬ変動の中に、次第に消えたり忘れつくされたりしたものに、まだいろいろの重大なものがあった。国の近世史の軽く取扱われていたことは、何だか自分たちにも責任があるように思う。
終戦十数年後の今日まで、この問題はなお未解決、あるいは混乱の複雑化ともいえる。