일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

主人は銚子の人であった。三女がおたまさんという才女で、外交官の石井菊次郎の後妻として活躍し、ピアノなども嗜み、パリ社交界のクィーンと謳われたこともある。その次の娘が、江木翼の弟で旧姓羽村、後に国光という家に養子に行った人の妻君になった。

中島一可は御徒町の近所に住んでいた。井上がそこに医院を開いた頃もその辺にいたのであろう。奥さんも客好きで、播州の学生でそこへ行って御馳走にならないものはなかったほどであった。もちろん井上はそこで皆と懇意になった。賀古もその義弟になるから、そこへ出入りしていたことであろう。

私が大学生時代に樫村家へ年始に行って御馳走になっていると、そこへフランス帰りの外交官加藤恒忠夫妻がやって来た。鼻眼鏡をかけていかにも外交官タイプで、奥さんも綺麗な人であった。こんなのが外交官というものかと、いささか好奇心をもち、また批判的に眺めていた。しかしよく知ってみると、どうしてあれ位立派な人は滅多にないことが解った。やることが飄逸でしかも正道からはずれない。私らも本当に敬服したが、河井弥八君なども心から感心していた。ところが不幸で、私らが訪ねていった頃、すでに小さな長屋みたいな家に住んでおり、子供も五人あったが、みな学生時代に死んでしまった。