후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
この貝は地中海にはないから、どこか遠くから持ってきたものであろうが、どういう経路で運ばれたものであろうか。
シナ大陸では、ずっと昔からこの宝貝を非常に珍重して、貨幣や装飾につかっていた時代がある。ところが、この貝は産地が非常に限定されていて、大陸周辺の海ではとれない。一番手近な所は沖縄である。沖縄では、今ではこの貝を網を曳く時の鎮子に使っているが、むかし貨幣に使ったのは小さな宝貝であったろうと思う。海のすれすれぐらいに、珊瑚礁の上にこの宝貝がすんでいる。夜、灯りをともして、すくい取るので、たいへん面倒だが、肉は美味しいものですと、島から来た人がいっていた。
古い文献をみると、沖縄から絶えず何万、何十万という数の宝貝をシナに貢いでいることが記録されている。現に明代には、琉球から海※(宝貝)五百五十万個を貢進した旨が貢物目録に出ている。この貝の産地と、これを珍重した所とをくらべてみると、あるいは民族の移動、文化の伝播ということを考える上に、重要な手がかりになるのではないかと思う。
ドレスデンの博物館の子安貝は、今も私をこの研究に結びつけているのである。