후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
そのころ私はひそかに出版界の状況を心配して、書物の良いか悪いかということが、売れるか売れないかで決まるのはいけないと思うようになっていた。一つには新聞が広告で経営するようになってから、新聞の広告した書物にいい批評をしてやったりする習慣が出来た。そして新聞が少し落着いて紹介すると、それが大きな指導標になる。そんな批評などを無視して書物を作らなければならないというのが、そのころの私の意見であった。私のこういう考え方を知った西園寺八郎が、懇意にしていた鹿児島出身の実業家赤星鉄馬に話したのだった。たしか明治四十二、三年ごろだったと思う。私も宮内書記官を兼ねていたので、西園寺とつき合いがあったのが、きっかけとなったわけである。赤星は啓明会に基金を出した人で、何か文化的な仕事を助けたいと、かねがね考えていたらしいのである。西園寺もただ取次ぎをしただけではなく、自分も三分の一だけ出し、後は赤星に出させて、黙って私の所へ三千円届けてくれた。そのころとしては大金だったから、私も大いに志を起して、これを活かしてつかおうという決心をした。
最初に、金田一京助君の『北蝦夷古謡遺篇』