일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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こきょうしちじゅうねん

故郷七十年

柳田 国男

柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면

아오조라 문고

それから日本海岸に春から夏にかけて吹く風に、ダシというのがある。海岸線に直角に陸地から沖へ吹く風で、ダシというのは船を出す意味だろうと思う。

もう一つ面白いのは、アイの風というのがある。アイをアユともいい、万葉集などにも「安由之加是」と巻十七、大伴家持の歌なんかにたくさんあって、現に越中はもちろん、ずっと北の先までこの名称がある。これは海から陸に向っていろいろなものを打ちつけて来る風で、ダシとは反対の風である。なぜアユというのかよくは分らないが、ごちそうすることをアエルといったり、饗応の饗をアエと訓む、あれと同じではないかと思う。海がいろいろの珍しいものを打寄せることを、アユまたはアエルというような用語があって、それを約束する風であるゆえに、アユの風と名づけはじめたのではないか、風の名もたしかにヤ行である。

福井県に武生という大きな町がある。昔はここに国府があり、越前の守がいた。越前を道の口といい、日本海岸の旅路のとっかかりであった。催馬楽に有名な歌が残っている。

みちのくち、武生の国府に我はありと、親には申したべ、心あひの風や、さきむだちや

遊女の、私の生国は何処、などとよく使う感情であるが、いたって分りやすい歌である。