후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
子供たちはみなこれをもって、調子をそろえて、ぽおん、ぽおんと地面を叩く。中には植物が入っているのでよけいに良い音がひびいて、子供たちは自然に興奮してしまうのだった。
亥の子餅くれんこ、くれん家の嬶は、鬼うめ、蛇うめ、角のはえた子うめ
そう歌いながら村の道を練るのであった。私の家では親がやかましくて、他のことでは村童の仲間入りをさせてくれなかったが、どういうものか、この時だけは私ども兄弟に子供の特権を与えて、外に出してくれた。
この亥の子餅くれんこの行事は、ふしぎにも狭い範囲にしか行われない。播州の私らの地方から少し西の方まで飛びとびに拡がっているが、岡山辺から山口県の一部分までは亥の子石という石を使う所が多い。丸い石に縄をたくさんつけ、子供たちが四方からその縄を引っ張って石を空中に吊り上げておいて、いっせいにどすんと地面に落す。藁束とは感じも調子もまるでちがっているが、やはりこの日を亥の子といっている。瀬戸内海の対岸でも四国の愛媛県もたしか亥の子石であった。石を普段は大事にしておいて、この日だけにもち出し、ヨイトマケが地杭を打つ時と同じように、いっせいに引き上げてからどすんと地面に落す。