轻松读懂日语经典作品
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それでもわたしはいく
それでも私は行く
織田 作之助
「京都日日新聞」1946(昭和21)年4月25日~7月25日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 89,708 字 · 181 页
と、自白した。
ところが、梶鶴雄を呼んで、取り調べると、鶴雄は、
「小郷を殺したのは、僕です。小郷が電話室へはいっているうしろから、忍び寄って小郷の背中を刺しました」
と、言うのである。
「ほう、二人とも自分が犯人だと言ってるんですか」
と、小田は驚いた。
「ええ。そこで、あなたに、一つ鶴雄君のことを、ききたいんですが、あなたは昨日鶴雄君に会われましたか」
「ええ」
「宿屋で……?」
「そうです」
「何時頃……?」
「たぶん一時頃でしょうね」
「それから……?」
「高台寺の方へ散歩しました」
「二人で……?」
「いや、三人で……」
「三人とおっしゃると、もう一人の人は誰ですか」
「…………」
小田はちょっと躊躇した。
「かくさずに言って下さい」
「もう一人というのは、相馬弓子という女性なんです」
「で、何時頃まで散歩なすったんですか」
「夕方まで……」
「えっ……?」
と、若い刑事はききかえした。
「――夕方まで……? たしかに夕方までですか」
「ええ、たぶん午後五時頃だと思います。鶴雄君と、四条で別れたのは」
「それまでずっと一緒に行動されてたんですね」
「ええ」
「ふーん」
と、司法主任は考えこんでいたが、やがて、