후리가나로 읽는 일본 고전
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
柳田 国男의 故郷七十年(こきょうしちじゅうねん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 257,350자 · 507화면
それについて思いおこすのは、支那から日本へ来たいわゆるマリア観音と、日本固有の子安観音とのことである。いずれもキリストを抱いた聖母マリアの像と、何か連絡がありそうにも思われるのである。
子安という言葉は、私が未だに一つのテーマとして持ち続けているものである。日本で子安神という名称はかなり古く、神の名としては三代実録に「美濃国児安神」とあって、いわゆる式外古神である。この子安という言葉は形容詞があとについて、今の語法からいえばおかしいが、昔はこういう語法があったのが、後、段々と脱けてしまったのである。現に沖縄にはこういう言い方がまだ残っている。つまり子安というのは、子供を愛する心持につながるのであるから、キリスト教にも、仏教にもあって差支えないわけで、ほとんど理想の母親ということになる。
それについて連想するのは、日本でいう子安貝、即ち宝貝のことである。ドレスデンの博物館にアフリカから持って来た土人の木像の眼に、この子安貝が入れてあった。古いところではエジプトから宝貝が出るが、アフリカは南部だけでなく、北アフリカの土人にもまれにそれを使っているのがあるとか。