Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
この人が後に本尊美利茶道という日本名をつけ、日本の神道を研究した人である。
イギリスの名家ポンソンビ家の一人息子に生れ、フェーンという財産家であった叔母の跡取りにもなったので、ダブル・ネーム(二重苗字)を名乗っていた、大した家柄の人であった。香港時代でも、日本人の会があると和服でやって来て、日本語でしゃべるという変り者であったが、後に京都の賀茂に本式の日本家屋を建てて住んでいた。齢は私よりほんの僅か若かった。このくらい日本というものを尊敬し、かつ有難がっている人は珍しかった。面白いことに、日本にいる間は和服を着て、しかもシャツなどの下着を引込めて、外から見えないように気をつかっていた。洋服はどこで着るのですかと聞くと、本国へ帰って、イギリスの領海に入ったら、イギリスの着物を着る。英国人ですから、といっていた。
イギリスの家はりっぱなもので、貴族の住居らしく、広い牧場の中に一軒ぼつんと建っており、その周囲に執事や小者が住んでいた。行った人があるかもしれないが、有名な人では三菱の三好重道君の息子さんの道矢さんが、留学中厄介になっていた。頼めば、日本人で身元の確かな人なら、だれでもおいてくれた。