Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
遊歴児童のこと
これも明治十八年のころだったと思う。後になってみれば、何故こんなものを書いたのだろうと思われるが、これが私の文章を作るということの、まず最初の仕事だったのである。
真書で細い字で書いており、その中に挟んでおいた罫までがまだそのまま残っている。
次に一冊になっているのは、下総から東京に出て来て後と思うが、香川景樹の歌について、批評だか、感想だかを書いたのがある。
前にのべた秋元安民の伝記を『しがらみ草紙』に寄稿したのは明治二十三年のことであるが、この歌の批評集も、あるいはそのころのものかもしれない。
遊歴児童のこと
森鴎外さんや家兄井上通泰の『めざまし草』に、たしか二十一、二歳の時と思うが、佐佐木信綱君の歌を批評して、喧嘩になったことがあった。
佐佐木君という人は、早くから世に知られた人で、父君弘綱さんが、明治十三年『明治開化和歌集』というのを出したが、これによると六歳か七歳の時に信綱という名で歌をだいぶ出しておられる。この『明治開化和歌集』を、どういうわけか兄通泰がもっていたので、私は早くから読み、非常な競争意識を起させられた。ちょうど今のように歌のひろまった時代で、この本はそのころいくつか出ていた類題歌集の中の一つであった。