Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
オランダ人の知り人
細君は支那大使館詰の人の娘で、実践女学校出身だそうで、日本婦人と全く変ったところがなかった。
オランダ人の知り人
オランダ人ではヴァン・デ・スタットという人を知っていた。青山の宮益坂の上にある長井長義さんの邸内に住んでいた。私が貴族院の書記官長をしていたころに、石黒忠篤君の紹介か何かでやって来たのがはじめである。
つき合っているうちに判ったが、元来ジャヴァの近くの石油か石炭が出るバンカビリトン島という小さな島と、もう一つ他に小さな島があって、そこに中国の出かせぎ労働者がたくさん入っていて、悪いことを考える者がまじっていたので、この人はそれを調べるのを仕事にしていたらしい。客家といって、広東から台湾にかけて拡がっている、纏足をしない人種があるが、その言葉を研究して、『客家・蘭印・和蘭語辞典』を作った人物である。
日本語の手紙を判読する目的でやって来たらしいことが判ったので、逆手を出して、私の所へ来る徳川公爵をはじめ名士の手紙をみんな彼にやった。大変喜んで、向うからも何かすることはないかというから、二人で日蘭語の交換教授をすることにし、一週に一ぺんずつ会っているうちに、彼は日本語とオランダ語の字引を拵えた。