Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
地名の研究
私は子供のころ、はじめて石碑の並んでいるのを見た時、ぞうっとして寒くなったのを憶えている。
鈴木というのは「鈴のなる木」ということで、つまり熟した稲のことだという話である。
地名の研究
次には、地名の研究をした。これは苗字の基礎になるのだけれども、苗字よりも少し動かないもので、土地と離れないと思って手をつけた。まず二音節のものが旧かろうと思ってそれからはじめた。三音節、四音節のは複合して出来たものと思ったからである。地名の研究は、どうしても地理学と提携しなければ出来ないことである。近ごろやっと日本地名学研究所というのができて、本も出るようになった。
最近、京都の大学の鏡味という人が、地名の研究を模範的にやろうとしている。西洋では割に進んでいるので、日本でもやれないはずはないというのである。日本でも、アイヌの地名は簡単な物の名前を二つずつくっつけたりして、読めばすぐに分るように出来ている。文化が遅れたといわれるアイヌの所でさえあんなによく判るのに、内地が判らないはずはないと、学問的に研究し出したのであった。
地名の研究は邨岡良弼(櫟斎)先生などが早く、吉田東伍さんなどは、その後であった。