Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
と評したところ、濠端まで来て城中に入って来ないという私の皮肉を、折口君は自分のことだと誤解し、それ以来私あての手紙には鳥居強右と署名して来たのであった。
『郷土研究』の執筆者の少ない分を、私は匿名による、いささか文体を違えた文章で補ったが、四巻十二号休刊のさい、世間を罵倒する「休刊の辞」を本名で記し、その後に、雑誌刊行中使用した匿名を全部使用して短文の報告を載せた。尾芝古樟もその一つ、中川長昌は祖父の実家の姓と同家の菩提所長昌寺より、桂鷺北は曾祖母の実家姫路市砥堀の桂家と、その土地が白鷺城の北といういわれ、そして久米長目というのは、田原村の南の長目という地に寺があり、久米仙人が堕落して以後同地に隠棲したという伝説のあるのにちなんだものである。匿名を使用した執筆は『郷土研究』誌刊行時に限られており、その他の場合はいずれも本名を用いた。
なおこの他の匿名の由来にも触れると、大野芳宜は、かつて那須野に旅した際、「思ふこと大野の小萩」という歌を作ったことからである。山崎千束は、私の生れ故郷田原の西を流れる市川の対岸福崎町山崎という所に、淵に臨んだ岩山があり、夜分その下を通った人が、山の上から川の中へ巨大な足がぬっと突込まれたのを見たという伝説がある。