Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
全部国木田まかせにしたものであるが、この詩集については、いろいろ記念すべきことがあるので、それについて二、三話しておきたいと思う。
この六人の組合せは国木田の考えによったが、はじめに知っていたのは、田山と国木田と私が入っていることだけであった。他の三人のうちの一人は、田山の細君の兄さんの太田玉茗という坊さん、もう一人は嵯峨廼舎御室といって、後に二葉亭四迷などとロシア文学の研究をし、割におそくまで文筆活動をしていた矢崎鎮四郎である。坪内さんが春廼舎朧といっていた時分に、ナニノヤナニという名前の人が四、五人出来た中の一人であった。この人をどうして六人の中に入れたか、私には判らない。
それからもう一人、この人が、故郷というものに関連して、私が一度は伝えておきたかったと思う宮崎湖処子であった。年配も国木田より上で、われわれより十も上だったのではないかと思う。国木田と同じように国民新聞の記者をしていた。私がはじめて国木田の渋谷の家を訪問したところ、そこに山路愛山君もいた。国木田の家から少し出た所、ちょうどいま渋谷の地下街になっているあたりが、昔の世田谷にゆく道路で、その脇のごく普通の宿屋の二階を湖処子が借りておった。