Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
昔から支那にある『捜神記』とか『太古蚕馬記』などの、「馬と人間と婚姻した話」とまったく同じ筋なのである。つまり物語そのものは、漢文学とか仏教とかが仲立して、もって来たものにちがいない。
青森県の金木町付近の川倉の地蔵祭の日など、夜通しイタコがオシラ祭文を語ったり、仏の口寄せをしたりしているが、これはもうオシラサマの末期というわけであろう。語る文句が四つとか五つとかあるといって「きまん長者」「せんだん栗毛物語」「まんのう長者物語」など、今まで採録されたものが十数種あるらしいが、結局ちょっとした語り方の違いだけで、文句は一つであることがわかった。これが秋田に来ると、もうないのである。
オシラサマはまことに面白い問題で、これに頭をつっこむと、他のことは顧みたくなくなる心配があるが、幸いネフスキーは、少し後に下ってものを見ようとする態度をとっていたのでよかった。
日本の学界のために、これだけよく働いたネフスキーという人間の成果が、なんにも残らずに消えてしまうということは、なんとしても気の毒であったというべきであろう。
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余が出版事業
岩波書店の雑誌『図書』