Japanische Klassiker mit Furigana
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こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
というのを極力抑えるような風潮、これを教師の中からなくすようにしなければいけないと思う。
もう一つは、世人も生徒と同じく、むつかしい言葉の演説に対して「分りません」という権利のあること。ただ語尾だけを口語にして、中間にむつかしい漢語を入れてきかせるのはまったく無茶な話である。これでは、無茶苦茶なことをいう候補者の中の、どっちが正しいかを自分で決めることのできる人は、おそらく有権者の三〇%にすぎないであろう。従って選挙に際しても、仕方なしに運動費をたくさん使うボスをひいきにしてしまうようになる。だから言葉を易しくするのでなければ、日本の選挙はいつまでたっても改良されないのである。だれにでも分る言葉で物をいうようにしなければならぬ。それがためには、自分らの国語の歴史を調べ、そして普通の人の立場に立って国語論をしてくれないと困るのである。ヒットラー・ユーゲントの来たときのことなど、今思い出すのは私ぐらいしかあるまいが、「どうしてこう日本人はみんな同じことをいうのか」といっていたというのである。きまり文句の演説をきかされたからであろうが、日本人にとって、痛い言葉である。