Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
豪華なりし盆栽趣味
床下のせりだし、人形細工人は安本亀八、山本福松で大道具大仕かけの競争、全く東都の名物であったが、これも入谷と前後して寂滅。
これに伴って飲食店では、亀戸の魚長、柳島の橋本、向島の植半、王子の海老屋、扇屋、お手軽では根岸の笹の雪、団子坂のやぶそば等いずれも繁昌、今もたいてい残ってはいるが、昔とは客が違う。
但し団子坂のやぶそばは菊人形と共に廃業、これが本当のソバ杖、とは知らず座敷もよし庭もよしと、わざわざ某文士と共に向う見ずに飛び込むと、玄関へ書生さんが現われて突っけんどんに「どなたですか」。
豪華なりし盆栽趣味
最後に昂まった珍草熱
盆栽趣味も近来ますます勃興の機運、その好尚も時によって変って行く。明治の初年は例の万年青の流行、根岸の肴舎から出た「根岸松」が一茎万金を呼び、少し変った新種は兎相場、誰も彼も商売そっちのけで血眼、オモトの鉢をいれ提籃を大切そうにさげて往来する好者の姿を、ずいぶん市中に見かけたものだ。
つづいて松葉蘭、今は誰も顧みぬが当時逸品は百金二百金、これは程なく下火で次は桜草、十五、六年から二十年頃が盛り、染井の常春園、入谷の横山など珍種を誇った。