Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
猛犬相撲の珍興行
人形は当時有名の安本亀八を始め、山本福松、竹田縫之助の細工、出来栄えはむろん亀八が一等、いずれも木彫で本鬘、亀八はみずから俳優の宅へ通い、木型を造って似顔を取る。それを写して桐の木に彫り上げ、十数遍の胡粉仕上げで、最後の肉色が特殊の技術、出来上ると花川戸の本職に回して一々本当のかつらを着せる。首だけを見ると、団菊でも半四郎でも生けるが如く、少々不気味。
人形のほかに昔ながらの花壇、上花の中菊で名種を選み、一種七、八株を寄せて竹を立て麻糸で綾につなぎ、花の位置をきめながら一本ずつ立てて行くその仕事は、また人形以上の手際を要する。これへ市松の障子を覆せ、青竹の手摺をめぐらし、銀砂を敷いた様子は、全く菊花の豪華版、鬼一法眼ではないが菊は花壇に限るもの、人形と来ては実のところ明治の産物ながら全く俗趣味。
猛犬相撲の珍興行
かみ合いぬきで大不評
地方で盛んに行われた闘犬、ことに土佐は本場で自慢の名物、それを東京へ持ちだしたのは明治二十二、三年頃、本郷座の春木座時代、珍しい犬の相撲とあって前景気は大したもの。立派な番付もできて横綱から三役以下、いずれも高知の素封家連が秘蔵の名犬数十頭、堂々と乗り込んだもの。