Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate

Aozora Bunko

団洲張りの勧進帳

のみならず明治の女芝居は全く粂八の一代記みたいなもので終始したわけです。

同優は旧幕の末、踊の師匠坂東美津代の門に入り桂八と名乗ったが、容姿はよし、踊にかけては天才で、十五、六歳の折すでにお狂言師の頭となり、諸侯の奥向へ出入りしておった。後に岩井半四郎の弟子となって岩井粂八と名乗り、初めて女役者の一座を組織し、両国の小屋掛芝居へ打って出たのが明治六年、それから追い追い市内の小劇場へ乗り出し、四谷の桐座、森元の開盛座、佐竹の浄瑠璃座などを回っていたが、十五、六年頃本所緑町へ寿座ができて、前に挙げた小芝居とは格の違った立派な劇場、そこへ明治十七年の七月、粂八は、鶴枝、米花、寿羨八等の一門を率いて乗り込んだ。まずこれが本当の旗揚げ、私もこの時初めて粂八の舞台を見て、これが女かと驚いた。

団洲張りの勧進帳

粂八の団十郎写しはすでにこの時から始まっていた。狂言は一番目「苅萱」、中幕が「勧進帳」で、二番目は「お玉ヶ池の由来」とかいう世話物、これは一向頭に残っていないが苅萱も弁慶ももちろん団十郎で、顔の拵えから受け唇の工合、前のめりの恰好から足取り、よくも似せたものだ、と大抵は煙に捲かれた形。