Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate

Aozora Bunko

曲独楽の竹沢藤治

うつし絵はずっと子供衆向きで、船いっぱいに白布、粗末な木箱に仕組んだ硝子絵を写して手先の熟練、もちろん電気はなし灯心の明りで写し、最初が福助の口上から三番叟、器用に動く。あるいは牡丹の花の開く工合、本所七不思議の化物、大切りには「鏡山」のお初岩藤、「累」の土橋の殺しなど怪談めいた狂言で、セリフや鳴物入りの大車輪、いわばトーキーの魁け。たしか池田都楽の一座であったが、幼稚なところに江戸式の味もあって、もう一遍見たい気もする。

曲独楽の竹沢藤治

芝居がかりで得意の早業

曲独楽で鳴らした竹沢藤治、芝居がかりの大仕掛けで大した人気。初代は両国の定小屋で錦絵にまで出た大当り、その親譲りの二代目藤治が明治初年に浅草奥山を始め、猿若町の芝居小屋などで華々しく興行、本芸の独楽のほか、早変り、宙乗り、水芸等のケレンで大受け、十五、六年頃を全盛に満都の絶讃。

当時は四十五、六の男盛り、若太夫の頃から美少年で知られた男前、太い髷に結ってきりっとした顔立ち、華やかな裃姿で押出しの立派さ、ちょっと先代片岡我童の面影。舞台はすべて芝居がかりで粗末ながら大道具は金襖や夜桜などの書割、幕が明くと口上につれて太夫お目通り、お定まりの衣紋流し、扇子止め、羽子板の曲、大小の独楽の扱いは多年の手練、一尺八寸の大独楽を手先で回し、中から十数個の独楽