Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
グロ見世物ぞろい
少々手強しと見れば、例の美人がたすき鉢巻かいがいしくお相手に現われる、満場緊張。
薙刀でも鎖鎌でもお望み次第、どっちにしても多寡が女と侮ると大違い。薙刀なら向うずね、鎖鎌なら竹刀をからめ寄せて鎌で首、たいていはいい加減にあしらって片づける鮮やかさ、全く心得たものだ。
中には女と組打ちも妙だろうと竹刀を捨てて組んで行く不了簡、ひどく押えられてお面を取られ、バアという顔つきで「参った」。負けたてれ隠しに見物と一緒になって大笑い、武術もこうなると全くお慰み。
この小屋へ榊原健吉翁もおりおり姿を見せた。彰義隊にも加わって有名な幕末の剣豪、当時下谷車坂の通りに道場があって、盛んに門弟を養っていた。これが骨格たくましき偉男子と思いのほか、小柄で赭ら顔のただの爺さん。まだチョンまげも切らず細いのを大切につるつるの頭へ載せて、大きな紋の黒の羽織に茶縞の袴、さすがに鍛えた身体は年を取ってもしゃんと来い、いかにも強健らしい正面の椅子に泰然と構えた姿、あれが榊原先生だと一同敬意を表してじろじろ。
グロ見世物ぞろい
不気味な蜘蛛男やら大女やら
両国時代のグロ見世物に、鶏娘、鬼娘乃至は放屁男など一代の評判、明治になってはさすがにこの種の新珍も現われなかったが、時にはより以上の奇物もないではなかった。