Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
煙草が化して桜並木
見あげると蟻のようにぞろぞろ、頭の窓からは上野や浅草が手に取るばかり、体内には古物の展覧と閻魔さまの像、四、五月頃の開場で相応の人出であったが、その年九月の大荒れで無慚や大破。
三度目が明治二十一年、浅草公園の六区に出現の富士、木骨石灰塗りで高さ十八間、さすがに高いがその無恰好は女人形以上、なんださざえの化物かとけなしながらなかなかの登山客、これも二年と経たぬうち禿山となって取り崩し。
最後が例の凌雲閣即ち十二階、二十五年落成、株屋の福原某が発起で英人の設計、高さ三十六、七間で富士山の倍、但し六区のである。ところが昇降機はあっても使われず、階段づたいに初手から失敗、そのうえ二十七年の地震に罅が入って鉄のタガ、煙突式の図抜けたノッポに持て余しの形であったが、大正の震災にポキン、これにて高い所へ引張り上げる興行物はひとまず打止め。
煙草が化して桜並木
名流喫煙家の癖さまざま
趣味的に煙草を愛したのはやはり煙管や煙草入れに凝った時代のこと、紙巻煙草の全盛から、追い追い実質的、習慣的の嗜好品と成り下って、ただフカフカやるだけの、専売局御用の愛煙家ばかり、その中でお話になりそうなのを二つ三つ。