Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
紅葉と目こすりなます
この間もちょっと常用の砂糖が切れたので似寄りの品を数種取り寄せ、一々熱湯を注ぎ、その匂いをかぎ分けて、まずこれならと思う砂糖を使ってみましたところ、あるお客様が一口召上って見て、おや砂糖が違ったねとおっしゃったには驚きました。私どもが味わっても判らぬくらいですのに、お客様はちゃんと食べ分けますからね」とは、さる老舗の主人が述懐。
紅葉と目こすりなます
普茶料理に見せた健啖
紅葉山人の逸話は、その一党の小波、水蔭の諸兄の健筆で、細大すでに世に知らるるにもかかわらず、そのお余りを少々。明治三十二年の四、五月頃、白金瑞聖寺に普茶料理の会があって紅葉氏も出席、例の話上手に一座の中心となって大いに気勢を挙げた。
禅宗の料理ですべて精進、材料はお定まりの湯婆と豆腐と生麩、あとは野菜、ところが魚鳥も及ばぬ美味珍味、山人ことごとく悦に入り、持前の健啖振りに、いくらでも持ってこいという勢い、そこへ現われたのがなんと大々的の口取、ことに紅白二色のまんじゅうは生麩の皮に白味噌の餡がたっぷり、これには一同眼をパチクリ、恐れをなして控えていると「ナンダこのくらい」と山人悠々箸を取り、見事にその一個を平らげたがさすがに胸を撫でて、「君これは一つに限るよ」