Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
東京に残る名園由緒
そのうち工事が始まって惜し気もなく樹木の伐採、絶壁の切崩し、ああ時世なるかなと思ったが、一、二年後にはお茶の水駅を終点に汽車の開通、小赤壁もこれで形なし。
ついでに画伯小林清親に聞いたお茶の水夜話、「全くさびしい所でね、僕の青年時代、御一新少し前の話だが、夜は辻斬りが出るという噂、そのころ僕は下町に用があって遅くなり、夜に入って帰宅の途中がお茶の水、宵ながら人足絶えて真の闇、びくびくものでようやく中ほどを過ぎた元町辺、ふと見ると向うに人影、闇に透かすと屈強の侍姿に、ハッと思ったのは例の噂、血気の僕もいささかぞっとする。しかしこっちも武士の卵、小さ刀に手をかけてこわごわながら近づくと、先も刀を押えて用心腰、いよいよ双方すれ違う途端、急に恐ろしくなって僕はパッと逃げ出す。同時に相手も一目散、これで物別れは飛んだ辻斬りさ」と、話は少々漫画式だが、明治になっても久しい間、この辺一帯、闇の夜道は無気味であった。
東京に残る名園由緒
とても盛大なる岩崎家別邸
名園として現存せる庭園の中に小石川の後楽園がある。旧水戸の邸跡で、今は陸軍省の保管である。頼房公時代三代将軍みずから図したるに、光圀公なおその好みにより朱舜水等の意見をも加えて造らしめたので、舜水の命名による。